お祭りレポート

【石川県能登町】これが能登の祭りだ!「あばれ祭」で火の粉を浴びてきました!

石川県の能登地方では、伝統的な火祭りが夏の間に多数開催されます。

能登の夏は祭りがないと始まらない!ということで、毎年7月第1週の金曜・土曜に開催され、能登の祭りシーズンスタートの合図となる「あばれ祭」のレポート(体験談)をお届けします。
※2018年のレポート(体験談)となります。

石川県能登町について

石川県の能登半島北部に位置する、海沿いの町です。人口2万人の小さな町ではありますが、豊かな自然環境に根付いた伝統文化が、とても色濃く残っている貴重な地域です。

能登町だけで、年間大小200以上もの祭りが行われていると言われています。地元を離れた若者たちも、祭りの時期になると町に帰ってきます。大きな祭りだと、県内外からも多くの観光客が訪れます。

あばれ祭について

■名称:あばれ祭
■場所:石川県能登町宇出津
■開催日:毎年7月第1金曜日・土曜日(2018年は7月6日・7日)
■最寄り:金沢駅から高速バスで約2時間30分、または、のと里山空港からタクシーで約20分
■駐車場:あり(徒歩約10分)

約350年前、京都から召喚した神が、宇出津の町で流行った疫病を倒し町を救ってくれたことから、その祝いと神へのもてなしとして火祭りが始まったと言われています。

能登では勇壮な夏祭りがたくさん行われますが、毎年この「あばれ祭り」が先陣を切ります。

2日間の祭りは両日とも朝から深夜まで執り行われますが、特に観光客たちで賑わうのは1日目20時~23時頃の【大松明乱舞】と、2日目21時~26時頃の【あばれ神輿】です。
今年は1日目の【大松明乱舞】を見てきたので、その様子をお伝えします!

キリコとは?

【大松明乱舞】の主役となるのは、キリコ(奉燈)と呼ばれる大きな木組みの燈籠です。大きいものは高さ7mにもなるそうです。

キリコは地区ごとに作られ、その地区の男女が担ぎ、キリコの上では太鼓や笛が鳴らされます。【松明大乱舞】は、約40基のキリコが、広場に立てられた大松明の周りを乱舞し、神恩に感謝する儀式です。

祭りの見どころ

始まりは盛大な打ち上げ花火から!

20時頃に会場に到着すると、宇出津港にキリコが集合していました。

近づいてみると、担ぎ手たちがキリコの周りで酒盛りをしていたり、キリコの上で打ち鳴らされる太鼓や笛の音に合わせて盛り上がっていたりして、すでに血気盛んな能登の祭りの雰囲気が感じられます!

20時30分、宇出津港の沖から花火が上がりました。百発ほどでしょうか、なかなか見応えのある大きくてきれいな花火です。始まりの合図の花火が終わると、いやさか広場の松明を目指してキリコが順に動き出します。

大松明に点火!燃え盛る炎の周りをあばれ狂うキリコたち

21時頃から、キリコの動きに合わせていやさか広場に移動します。いやさか広場には、5本の大松明が立てられています。

全ていっぺんに点火するのではなく、30分おきぐらいに1本ずつ順番に点火されていきます。火の点いた松明の周りに、キリコが順番に集まってきて松明の周りを回ります。「いやさかよっせ!さかよっせ!」の威勢の良い掛け声が響きます。

キリコは全部で約40基ほどありますが、順番にいやさか広場にやって来て、しばらくすると町中へと抜けて行きます。いやさか広場に同時にいるキリコは、多い時で約10基ほどという感じでした。

近づいて写真を撮っていると、いつの間にか火の粉で服や鞄が焦げていたり、灰で真っ黒になっていたり…「あばれ祭」を見るときは、服装にも気を付けたほうが良さそうですね。

雨天決行!雨でも炎は消えません

この日は台風の影響で、全国的に大雨となった日でした。能登町も雨。台風は遠かったし、それほど影響はないかな?と思われたのですが、当日はやはり土砂降りでした。

しかしそんな中でも、松明の炎は燃え盛り、キリコの担ぎ手たちも降り注ぐ雨と灰でドロドロになりながらも大声を張り上げています。雨も火の粉も跳ね返すかのような熱気。ひたすら熱い!

観光客や地元の見物客も、傘やカッパで雨をしのぎながら、キリコが乱舞する様子をずっと見守っていました。

とにかく熱い!火の粉舞うキリコ祭り

点火された松明は、燃え尽きて落ちてきます。落ちるときの火の粉は迫力満点で、その瞬間は一層、参加者たちやギャラリーを沸かせていました。

21時頃から始まり、23時頃に最後の松明が燃え尽きるまで、キリコが次々と広場に入ってきては松明の周りを乱舞し続けます。

やっていることはそれだけなんですが、飽きずにずっと見ていられます。見ているだけでもまさに血沸き肉躍るような感覚!圧倒的に熱い、お祭りと人のパワーの凄さを感じさせられました。

まとめ

能登町宇出津の「あばれ祭」は、自分の中のお祭り魂を呼び覚まして火をつけてくれるような、熱いお祭りです!能登の人たちの、お祭りにかける意気込みがひしひしと伝わってきました。

来年は2日目の【あばれ神輿】を見に行ってみようと思っています。神輿を川や海に投げ込む、これまた激しく熱い儀式らしいです。しかも明け方まで続くとか。こちらも一度は見てみたい!

北陸新幹線が開業して、石川県へのアクセスも便利になりました。能登町は、新幹線の金沢駅からバスで2時間半ほど。夏の能登町には海も本当にきれいで、食べ物も美味しくて見どころ満載です。

能登半島の夏祭りの始まりを告げる「あばれ祭」、あなたもぜひ一度参加してみてくださいね!

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石川県在住、写真好きのwebライター。