お祭りレポート

【長崎県長崎市】精霊流しを初体験!派手なのに厳かな夏の慰霊祭は不思議な雰囲気を味わえます!

転勤先の長崎県で行われた「精霊流し」を見学してきました。“故人を弔う為の行事”と聞くと静かに執り行われるイメージがありますが、長崎の「精霊流し」は違います。

公道で爆竹を派手に鳴らしながらピカピカ光る船を大人数で曳いて歩くんです。他では見られない独特の行事だったので、是非、ご紹介させてください!

2018年8月に開催された精霊流しのレポート(体験談)をお届けします。

長崎県について

長崎県は九州の西部に位置しています。日本での面積は47位中37位とわりとコンパクトな県ですが、一周102㎞の大村湾を囲うような地形をしている為に、端から端に移動するのには5時間以上かかります。

長崎県の出島には、江戸時代より外国の文化が入ってきました。2月に行われるランタンフェスティバルや中華街など、中国に関連する建物・行事が多数あったり、2018年に世界遺産登録された潜伏キリシタン関連遺産のように、キリスト教普及による西洋の建造物も教会をはじめとして多く根付いています。

最近、日本最大個数のイルミネーションで広告を謳っているハウステンボスも長崎県佐世保市にあります。

また、被爆地でもある長崎県は、現在の綺麗で活気のある街並みに原爆の被害が風化されないよう、積極的に被爆に関する情報発信を続けています。

精霊流しについて

名称:精霊流し
場所:長崎県長崎市 市内中心部一帯(メインストリート:思案橋-県庁坂-大波止)
開催日:毎年8月15日
最寄り:JR長崎本線 長崎駅 徒歩5分
長崎電鉄(路面電車)大波止駅/浜町アーケード 徒歩2分など
駐車場:なし ※交通規制が行われる箇所もありますのでご注意ください

夕方から夜遅くまで、市内の各所から長崎駅裏手の流し場を目指して手作りの【精霊船】が車道を通りはじめます。

この日の為に長崎の花火屋からは爆竹が無くなるというドキュメンタリー番組が過去に放送されていたくらい、歩きながら絶えず爆竹を鳴らすのが特徴です。

船を曳くのはお盆前に亡くなった方のご遺族で、故人を極楽浄土へ送り出すという意味があります。【精霊船】には故人の趣味や好きな物などがあしらわれ、2つとして同じ船はありません。流し場に到着した【精霊船】は人の手や重機などによって2~3分で解体され、この解体風景も迫力があります。

祭りの見どころ

なんといっても爆竹の音!

市内の様々な場所から流し場を目指す【精霊船】。絶えず爆竹に点火し、通り道に放り投げるので、この音がそこかしこで鳴り響きます。

家の前を通ろうものなら会話が中断する程の音量!車の中から聞いてもなかなかのボリュームです。見学に行く際には必ず耳栓をご持参ください。

音は派手でも厳かな雰囲気

音と光が派手な爆竹ですが、【精霊船】を曳いている方の表情は笑顔というわけではありません。

ゆっくりと一歩ずつ歩く様子は故人を弔うという本来の意図を表しており、爆竹の派手さとの差に不思議な雰囲気を感じます。

街全体で行っている

再三お伝えしましたが、とにかく爆竹と【精霊船】が派手な印象を持つこの「精霊流し」。

【精霊船】は車道を通りますので当然車は避けて通ります。家の横を通過した際の音も相当なものです。しかし、毎年行われるこの行事を街の人は「今年は船が少ないねぇ」などと話し一緒に見送っています。

生まれた時から長崎市に住んでいる方は、他県でも同様の行事があるのだと思っていたそうで、長崎市に住むうえでは当然の認識が根付いています。

まとめ

今回ご紹介した「精霊流し」は本当に長崎独特の行事です。

長崎市の中心部という広い範囲で行われる為、あちこちの車動で【精霊船】を見かけるのも目新しい光景だと思います!

爆竹の爆音と、オリジナリティ溢れる【精霊船】を是非見に来てくださいね!

長崎県長崎市住情報

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